Dec 26, 2010
賃貸オフィスを借りて事務所に確認しましょう
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4WD車で岩場などの障害物を走破する“ロッククローリング”という競技をご存じだろうか? この新しい遊びは米国を中心に人気を集めており、本物の自動車だけでなくラジコンの世界でも愛好者を増やしつつある。今回紹介するヨコモの「nanoQLO」は、そんなロッククローリングの世界を手軽に楽しめる製品だ。
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ラジコンでロッククローリングというと、巨大なタイヤを履いた1/10とか1/8などの大型サイズを思い浮かべる人が多いかもしれないが、nanoQLOの本体はかなり小さい。ヨコモでは以前から「miniQLO」という製品も発売しているが、こちらが「パームサイズ」と称しているのに対して、nanoQLOは一回り小さな「カードサイズ」をうたっている。これなら室内の床はもちろん、デスクの上でも遊ぶことができる。
価格もminiQLOが1万5000円〜という値付けに対して、nanoQLOは6300円とかなりお手頃だ。ちなみにヨコモはホビーR/Cカーメーカーとして有名で、この製品も玩具店ではなくR/Cカー専門店を中心に置かれている。通販で購入する場合は、R/Cカー専門店のサイトを利用するといいだろう。ワタクシは秋葉原周辺にある某専門店で、5040円で購入したのだが、けっこう売り切れている店が多くてあせった。
ただしホビーR/Cカーのメーカーだからといって、キットの状態で売られているわけではない。「レディ・トゥ・ラン」というすべてが組み立てられた状態でパッケージに入っており、乾電池までもがセットされているので、なにも悩むことなく開けたらすぐに遊べるので安心していただきたい。
●ステッカーを貼って充電すれば準備完了
ラインアップはイエロー・レッド・ブラックの3種類だが、実はワタクシが買ったときはイエローだけが販売されている状態で、ほかの色の出荷が遅れているとのことだった(購入時)。まあ今回は最初からイエローを選ぶつもりだったので、迷わず購入した次第だ。なお、nanoQLOのバンドはA・B・Cの3種類を送信機の設定により選べるようになっているので、同時に走行できるのは3台までということになる。
パッケージに同梱されているのは、本体、送信機、本体用の充電器、送信機用の9ボルト乾電池、そして本体に貼るステッカー。ステッカーを貼るのはちょっと面倒くさいが、黒いシールを表面に貼るとデザイン的に引き締まった印象になる。
走らせる前に、まず本体の充電をする必要がある。nanoQLO本体横に充電用ジャックが付いているので、ここに充電器のコネクタを差してAC電源で充電する。充電時間は説明書にとくに記載されていないが、初めて充電したときは15分程度で終わった。あとは送信機に電池を入れれば準備完了だ。
ひとつ注意すべきなのは、車を手で前後に動かしてタイヤを回したりしないこと。これをやるとギアを破損する恐れがあると説明書に書いてある。小さな子どもに貸すのは避けたほうが無難のようだ。
さすがホビーR/Cカーのメーカーだけあって、説明書にはパーツの分解図も載っている。これを見ればどのようなパーツが使われているのかがひと目で分かるし、チューンアップや改造をする際の参考にもなるだろう。人気が出れば、いずれは専用チューンアップパーツなども登場するのかもしれない。
●段差を次々と乗り越える圧巻の走破性能
走行させるときは、まず送信機の電源を入れてから本体の電源をオンにする。送信機と本体との通信には赤外線が使われているので、本体の受光部が障害物で遮られるとコントロールが効かなくなるので注意しよう。
送信機はホイールトリガータイプで、トリム調整機能が付いている。最初に走行させるときは、トリム調整を行って、直進するようにダイヤルを回す。あとはスロットルトリガーを引けば前進し、ホイールを回せば左右に曲がる。バックもOKだ。4WDなのでタイヤが前後ともに回り、スピードは遅いが走り方はとても力強い。そしてちょっとした段差などがあっても、ぐんぐん越えていく。これは面白い。
試しにテレビのリモコンに挑戦してみたところ、あっけなく乗り越えた。PCのキーボードの上も楽々である。トラックボールの上を乗り越えようとしたら、さすがに不安定なため転がってひっくり返った。本体が軽いため、転がろうがテーブルから落ちようが致命的なダメージは受けない。仰向けになったらまた正常なポジションに戻せば、何事もなかったかのように走り出す。一見するときゃしゃな印象を受けるが、なかなかタフなやつである。
ワタクシにとっては初めてのロッククローリング体験だが、これは確かに興奮する。ハマる人がいるのもうなずけると思った。大きな段差をいとも簡単に走破する勇姿を見ると、もっと難しい段差を乗り越えたい、とさらに高みを目指したくなる。
一般的なホビーR/Cカーの場合、速さを競ったり、ドリフトの妙技を追究したりするのが定番だが、いずれもかなり広い場所が必要だ。でも、クローリングならモノが散らばった狭い部屋でも十分に楽しめる。かえって散らかっているほうが多彩な障害物があるので楽しいくらいだ。この感覚はクルマというよりも戦車に近い。狭い場所でも楽しめるという点で、実に日本の住宅事情に合った遊びだと思った。
●テクニックを磨いたりチューンアップしたりする楽しみも
そんなわけでnanoQLOには大満足なわけだが、まったく不満がないというわけではない。ひとつは、傾いた段差などの場合、けっこうあっさりとひっくり返ってしまうこと。ワタクシのテクニックが未熟なのも原因だろうが、段差や坂に対する進入角度を誤ると簡単に転んでしまう。まあこれをテクニックでなんとかするのがクローリングの面白さなのだろう。
もうひとつの不満は、フロント側のリンケージの棒がピロボールからすぐに抜けてしまうこと。走らせているとき何度かピロボールに入れ直さなければならないことがあり、ちょっとイラッときた。あと、これはワタクシの勝手な好みなのだが、ボディのデザインが今ひとつ気に入らない。できれば普通のトラックのような車体もほしい。
なお、すでにネット上では、いち早くnanoQLOを購入したR/Cクローリング愛好家たちによって、nanoQLOの走破性を向上させるノウハウが活発にやりとりされている。こういうチューンアップ情報を集めて自分なりに工夫するのも、楽しみのひとつかもしれない。将来的にマニアックな情報が蓄積されていけば、nanoQLOの世界はどんどん広がっていくと思う。
とにかくnanoQLOの面白さは、実際に動かしてみないと分からない。このサイズでここまでの走破性を実現しているのは圧巻で、段差を越えるときに足回りのメカニズムを見ると思わず見入ってしまう。ふつうのラジコンに飽きた人は、ぜひ1台手に入れてみてはいかがだろうか?
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